2020年9月9日
新入社員が入ったら、最初にどんなことを行いますか。
最後に、あとは他の社員に聞きながら、うまく仕事しましょうと締めくくります。
一般的にはこんな感じではないでしょうか?
確かに、社員の行動に一番影響するのは全社員の行動パターンの総和である企業文化というものなので、まわりに聞きながら仕事するのは自然なことです。しかしながら、企業文化はどのように形成されますか?よくあるのは長期に渡って、トップの考え方、行動パターン、意思決定方法などが中間管理職に伝わり、今度、中間管理職から末端の一般社員へ伝わっていきます。そうやって、トップの意思が企業の隅々まで浸透していき、ハイパフォーマンスの組織を実現するわけです。
さて、海外現法では上記の文化形成はうまく行っているでしょうか?
組織が大きくない間、つまりトップ一人が全社員を見れるレベルでは問題なさそうに見えるが、それでも社員の中で、隠れている派閥が存在したりします。とくに、ZALOのようなグループチャットを使って、簡単に社員同士の個別会話ができる時代なので、企業あるいはトップのネガキャンはすぐ広がります。日本人責任者も任期制なので、数年で変わったり、中間管理職が定着していなかったり、よい企業文化形成を阻害する要因はいくらでもあります。
そこで、時間をかけないで、すぐトップの意思を伝えていくことをお勧めします。トップが大事だと思っていることを列挙して伝えるだけで、とても簡単なことです。ここで、私の経験上、ベトナム人スタッフに対して、とくに強く伝えるべきポイントをいくつか紹介したいと思います。
他に、信頼関係、信用、仕事のやめ方、タスクの受け方などなどいろいろと伝えないといけないポイントがありますが、紙面関係上割愛します。
皆さんの方でも上記のように、社員に向かって伝えることをお勧めします。
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国費留学生として、選ばれ、1996年~2006年まで日本で留学と仕事を経験したのち、ベトナムに戻り、日系企業に対して、経営助言のコンサルティングをしました。ベトナム人は比較的にレベルが高くないという実態をなんとかしたく、2010年からアイグローカルリソースを創設、ベトナムにある人材のレベルアップを会社のミッションに、日々、努力しています。
人材から人財への道のり
人材から人財への道のり::VOL 34::行動管理
人材から人財への道のり::VOL 33::仕事の成果とモチベーション
人材から人財への道のり::VOL 32::期待して採用を任せたら全く採用が進んでいない
人材から人財への道のり::VOL 31::チームリーダーの宣言
人材から人財への道のり::VOL 30::断らない従順な社員
人材から人財への道のり::VOL 29::早い定年を迎えたい
人材から人財への道のり::VOL 28::バイトや時短勤務希望者が多い理由
人材から人財への道のり::VOL 27::仕事暇になったから、辞めます。
人材から人財への道のり::VOL 26::中間管理職ができていない理由
私のことを信用してくれないじゃないか?
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