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特に優秀な登録者を紹介するとき、お客さんの努力なしでは成功しません。
本日は最近の素晴らしいお客さんの努力の事例を１つ紹介したいと思います。

この会社は新しい日系大手のITコンサル会社です。約1年ほど前からERPなどに特化したコンサルティングを探していました。初めてのベトナム人採用ということもあり、一度は成功しそうになりましたが、上手くいかず、結局ペンディングの案件になっていました。かなり期間も空いたので、久しぶりにお客さんに連絡すると募集を再開したとのこと。ちょうどその時に、その企業主催のERPのセミナーがあったので、キャリアコンサルタントのスタッフと参加しました。スタッフもとてもお客さんの仕事を理解してくれて、登録者を探すことができました。

登録者の名前はLさん、ある媒体からハントしてくれました。まだ年齢は25歳で、ERPの経験は2年ほどです。お客さんの条件は満たしていませんでしたが、紹介してみました。面接後、お客さんの評価はとてもよかったですが、大きい日系企業のため、年齢ごとの賃金テーブルもしっかり決まっており、給与交渉が微妙でした。しかも、Lさんはちょうど世界四大監査法人からもオファーをもらったのです。給与はほとんど変わりませんが、他社は世界的にも超有名企業です。

彼の気持ちはそちらに傾いていました。

もうここまできたら、中々私たちでは気持ちは変えれないと思い、お客さんに直接会って、もう一度話してもらえないか？と提案しました。早速、3回目の面接。その時にお客さんは今後のベトナムでの展開、もし他社に入って合わなかったら、いつでもうちへ来てくれとまで言ったそうです。その日、もう厳しいなーと思っていました。二日くらいして、お客さんに今回はLさんは他社に行きますと、電話をしたところ、ちょうどお客さんも私に電話しようと思っていたとのこと！

なんとあれから日本の本社に掛け合って、本社採用として、給与をプラスできないかと交渉していたそうです！私はびっくりしました。お客さんは大人しいタイプで、あんまり自己主張が強いタイプではありません。そんな方をここまで動かすとは驚きです。
Lさんがとっても優秀で、若くてポテンシャルを感じるので、一人目の社員として一緒に働きたいと！

そして、Lさんは日本で面接を受けることが決まりました。

お客さんはLさんに、絶対に面接受かるわけではないし、その場合、両方ともダメになるけどいいか？と聞きました。Lさんはそれを承知で承諾してくれたとのことです。
これを聞いて私も嬉しくて、一安心しました。

良い登録者を採用したいと、やはり企業も努力するし、努力しないと良い人材を採用できないと思います。こういう会社が良い人材を採用して、成長していけるんだと思います。