2018年11月7日
Xin chao!こんにちは、Cindyです。
やっとホーチミンは雨季も終わったようで、過ごしやすい季節になりましたね。
ですが、、、その影でインフルエンザが猛威を奮っているようですのでお気を付けてください。
今日はベトナム人と接する際の“立場”についてお話したいと思います。
私自身、同僚とも仲が良く年も近いため、
少し気を抜くとお友達のような関係になってしまうことが多々あります。
親しき中にも礼儀あり、という言葉がありますが、それもあまりベトナム人の同僚同士の中には無いように思います。
それは日常の中でも“サービス提供者”と“顧客”に対してもよく見られます。
タクシーの運転手、コンビニの定員、レセプションなど。
日本の過剰なサービス文化の中で育ってくると、
ベトナムとの違いに対し理解は出来ているものの、動揺することはかなり多いです。
例えば、先日、住んでいるアパートのオーナーにサービスについての不満を伝えました。
掃除、洗濯、洗い物、水の交換、シーツの交換・・・何かをすると、いつも何かを忘れるスタイルのアパートです。
以前から何度も様々な問題が起こっており、都度改善を求めていたのですが、
さすがに何度も言っているとあちらも苛々している様子。
そして遂に「あなたと話したくない。他のスタッフに伝えて」と放棄されてしまったのです。
私もさすがに「あなたはオーナーなんだから解決策を話し合うべきでしょう」と伝えても
「話したくない」の一点張りとなってしまいました。
もし同様のことが日本で起こった場合(滅多に起こらないでしょうが)、
責任者が責任を持ち、最後まで問題解決方法を検討することが一般的です。
ですが、ベトナムの場合、“立場”ではなく“私の気持ち”が優先される傾向が強いです。
弊社スタッフも、お客様との会食に誘うと必ず「なんで?」と一度はゴネます。
ほかに用事がある、とか、体調が悪い、とかではなく、「私の気持ち」として行きたくないのです。
日本でも社員同士の飲み会や休日の懇親会などの拒否が頻繁に話題になりますが、
一昔前のように会社ファースト!お客様は神様!の精神が素晴らしいとは私も思えません。
社内でこういった問題が起こった時、若い社員に対しては頭ごなしに「あなたは営業なのだからこうするべき!」ではなく、なるべく「こういった利点があって、これは必ず役立つからやってみよう」というように話すようにしています。
立場や会社を優先すること=自分にとって嫌なこと とならないよう、若い内からしっかり教育したいですね。
それではまた来月!Hẹn gặp lại(*´∇`*)
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プロフィール
渡辺明日香(わたなべ あすか)
E-mail: asuka.watanabe@hrnavi.com
Mobile: +84-909-484-365
1992年生まれ、東京都出身。
日本で3年半の勤務を経験後、更に海外で活躍する日本人を増やしたいという思いから
2017年にHRnaviに入社。
現在はホーチミンを中心にベトナム人、日本人の採用コンサルタントとして従事。