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2018年9月12日

嶋村チョイス!今月のKEY PERSON
Vol 1::MicroAd Vietnam JSC / 田中さん

氏名:田中 翔一郎さん (Shoichiro Tanaka)
会社名:MicroAd Vietnam JSC
役職:New Business Development Manager

新企画「嶋村チョイス!今月のKEY PERSON」第一回を始めます!
どうぞよろしくお願いします。それでは田中さん自己紹介をどうぞ!

田中さん:本日はよろしくお願いします。MicroAd Vietnamの田中です。ハノイに来て今年で5年目に入ります。現在はデジタルマーケティングという分野で仕事をしており、少しでも多くの方に知ってもらおうと日々の営業活動を頑張っています!

Q.田中さんがベトナムに来るきっかけとなったのは?

田中さん:いきなりですが、本来はベトナムとは縁のない人間だったんです(笑)。実は、新卒で入社した前職時代の話になるんですが、入社後3年目で会社がベトナム駐在事務所を開設する話がでた時に、一度、海外駐在のお話をいただいてたんですよ。過去にそれを思い切り断ってるんです!!でも、、、、断ってからなぜかすごくベトナムが気になって「勿体ないことしたなぁ」、「チャンス逃したなぁ」と後悔が残る結果になりました。そんな中、当時ベトナムの経済成長などのNEWSを見る機会がどんどん増え、いつの間にかベトナムのNEWSばかりチェックする自分がいて、ベトナムは気になって仕方ない存在になってたんですよ。

どうしても抑えきれず、2012年に会社の夏休みを全部使い、ベトナムを肌で感じようと実際にハノイに1週間滞在しました。そこで得た経験がさらに自分の想いを加速させましたね。そんな矢先、当時勤務していた会社から偶然にも再び海外赴任へのチャンスを頂いたんです。もちろん、今回はすぐお受けしましたよ。そこからベトナム勤務が開始しました。

2013年5月に初赴任して、ベトナム支社の立ち上げやベトナム向けのビジネス開発などに携わりました。その後、2014年7月に任期を終え一度帰任することに。ただ、ベトナムの想い冷めやらず、自分のやりたい事も見いだせたので、その後、2014年12月に前職を退職しました。2015年3月からベトナムで新しい仕事を始め、そこで2年間システムエンジニアとしての経験を積んだ後に、現職のMicroAd Vietnamと出会って現在に至るといった感じです。現職を選んだ理由は自分が以前からずっと夢見ていた、ベトナム市場を100%対象にした営業展開をしているところに魅力を感じたからです。

Q.初めてベトナムに来た時の感想、現地の方と働いた時の最初の印象はどうでしたか?

田中さん:2012年に初めてベトナム/ハノイに来た時の感想は、バイクの交通量がすごい!信号がない!とにかく危ない!という印象でした。その反面、古き良き時代をそのまま残していて、市内の住宅や昔ながらのレストランや道端のお茶屋さん、友人に観光に連れていってもらった歴史建造物のなんとも言えない美しさには魅かれるものがありました。実生活ではFacebookで繋がっていた現地ローカルの友達にカフェや憩いの場を案内してもらったり、特に初対面の方々と丸々一週間過ごしたことがかなり濃く新鮮で刺激的だったのを今でも覚えています。経済成長している街、笑顔で話し合う現地のヒトの顔、雰囲気を見て、みんな楽しそう!という印象でしたね。

日本では仕事が終わった後、まっすぐ家に帰る人が多いように思います。実際私も仕事帰りはすぐに職場から家に直行して帰ってました。わかりやすく言うと、日本の電車の中では皆さんいつも疲れきった顔してるじゃないですか?!でも、ベトナムでは仕事終わりでも道端のお茶屋さんに大勢で集まったり、どこかに外食や買い物へ行ったり、スポーツをしたりと、とにかく街やヒトが常に活き活きとしてるんですよ。そんな環境の中で自分も働き、成長したいなと思いました。

ベトナム人と働いて困ったことは、文化や考えの違いです。とくに日本人の考え方、働き方とは大きく違うものがあり、その中で一番悩んだ問題が「報連相の無さ」です。皆さんもご経験あるかと思いますが、すでに終わっている仕事の完了報告がなかったり、締切りをとっくに過ぎてるに提出物が送られてこなかったりということがあります。初めは耐えきれずに怒ったことも多々ありますが、ここベトナムで長く生活をしていて現地スタッフと触れ合っているうちに気付いたことがあります。それはタスクの認識の違いや、ベトナム人と日本人との価値観の違い(仕事とプライベートの優先度)が影響して起こる事象です。日本人では当たり前のことでも、こちらベトナムでは当たり前ではありません!教育を受けていないのでできなくて当然です。つまり、確認をこちら側がしっかりやり、締切はリスクヘッジをした設定をすれば99%は事前に防げるということ知りました。この点は、仕事上、ベトナム人と接する機会が多い私にとって、とても貴重で価値あるものでした。

社員との食事会にて。ベトナム人皆さんと仲良くできている証ですね。

Q.普段どんな仕事をしていますか?

田中さん:そうですね。まずはあらためて現在の会社が何をしているかということを説明します。

MicroAd Vietnamはインターネット広告のエージェンシー事業とMicroAd BLADEという自社配信プラットフォームを運営する会社です。ベトナムには2012年に進出し今年で6年になります。実績としてはこれまで200社以上の企業に対してベトナムでのマーケティング活動を支援してきました。

その中で、私はデジタルマーケティング分野のコンサルを担当しております。これは何かというと、デジタル上でデータがすべて可視化できる費用対効果の高い広告を活用したブランディング・集客・売上アップのコンサルティングのことになります。私自身、日本で5年ほどデジタル広告の運用を専門に行ってきたため、PDCAサイクルを使った分析や広告施策の展開には自信を持っています。入社以来のお客様で継続的にデジタルからの成約獲得を増やしている企業様もございます。

(▽Study Point▽)

デジタルマーケティングとは?

→インターネットメディアを活用したマーケティング活動全般のことを指す。

具体的にはオンラインにおけるあらゆる方法(Eメール、Google、Facebookなど)・情報(顧客属性・活動履歴など)を活用してマーケティング活動を行うこと。

オフィスで集合写真。若手中心で構成される活気あふれる会社です!

Q.現在のトピック、今後の展開を教えてください。

田中さん:ベトナムのデジタルマーケティングは転換期に差し掛かっています。ただ、単純に広告をインターネットメディアに掲載できれば良い時代から、広告の費用対効果を考え成果を最大化する時代です。

そのためにデータを分析し改善していける強いサービスを作っていきたいと思っています。そして、クライアントの目標を達成するために使えるデータは全部使っていこうと思っています。

さらに現在、ベトナム×インターネットを軸としてさまざまなビジネス展開を企画しています。

直近ではじめた「Voice Pick」というベトナムの消費者の声をネットを活用して集めるサービスをはじめました。

本来はインターネット上で可視化できないオフラインの「声」を可視化してデータ化します。

そのデータを活用すれば今までは発見できなかった新しい方法でマーケティングを行う事ができます。

他社では集められないデータがあるなら自分たちで集める仕組みを作り成果の最大化へ活用していく。

そんなデータカンパニーとしてMicroAd Vietnamを成長させていきたいですね。

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インタビュアー
ハノイ支店マネジャー 嶋村 拓史(しまむら・たくじ)
E-mail: takuji.shimamura@hrnavi.com
Tel: 090 1828 660

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